指導名にもなっている「寺子屋」とは？

「寺子屋」という言葉は、誰もが目にしたことのある言葉でしょう。社会の授業で習ったと覚えている方も多いかもしれません。

寺子屋とは、江戸時代に存在した庶民の教育施設です。今でいう学校のようなものですが、むしろ江戸時代の寺子屋の方が教育の理想形だとも言われています。起源は室町時代にまで遡り、当時の学問指導が寺院で行われていたことから「寺子屋」と呼ばれるようになりました。

寺子屋の普及のおかげで、江戸時代の識字率は世界と比べても高い水準にありました。実用的な内容を中心に、個々のレベルや家業に必要な知識などをもとに個別のカリキュラムが組まれていました。子どもたちが受け身ではなく主体的な学びを行っており、今こそ全ての教育機関でこの寺子屋式の指導を再度取り入れるべきだと考える教育者も少なくありません。

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